爪というのは、
ついついいじってしまうものです。
ささくれができると、
いけないとはわかっていても、
”ついついささくれを引っ張ってしまう”
という方も多いのではないでしょうか。
実は、こういったついついしてしまう行為にも、
その人の心理が隠されているものです。
ここでは、爪をむしる癖の人の心理、
爪を噛む場合の心理についてお話ししていいましょう。
まずは、爪をむしる癖の人の心理についてです。
爪をむしるときというのは、
だいたいイライラしていたり、
プレッシャーがかかっていたり、
不安を抱えていたりするときです。
爪をむしっている間はそういったものを、
一瞬でも忘れることができますので、
現実逃避をしているといえるでしょう。
つまり、現実から逃げたい
という心理状態であることが考えられるのです。
癖になっているということは、
それだけ日常的に逃げたい出来事が、
起こっているということなのです。
では、爪を噛む場合の心理はどうなのでしょうか。
爪を噛むというのは、
だいたい自分の思った通りの
展開にならなかったときに出てくるしぐさです。
思った通りに物事が進まないことへの
苛立ちや欲求不満といったものを感じているのでしょう。
そのせいで自分の精神状態が、
不安定になっていることの現れでもあります。
”精神的にはまったく余裕がない状態である”
といっていいでしょう。
ただ、もしこれが小さなお子さんに見られる場合には、
愛情不足のサインである可能性もあります。
このように爪をむしるのも爪を噛むのも、
どこかに満足できていないところがあるから、
見られるしぐさになります。
満足できない、満たさないからこそ、
不安定になり、その不安定さを爪をむしること、
爪を噛むことで落ち着けようとしているのです。
一種の防御反応であるとも言えますが、
癖になるほどこの状況が続いている
というのはやはりよくありません。
考え方を変えるようにしていくか、
別の形で落ち着く方法を見つけるか
といったことを考えていきましょう。
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