「あ、これ口癖になってるわ」
と自分でふと気づくこともあるでしょう。
基本的に誰にでも口癖というのはあるものです。
しかしながら、そういった何気ない口癖であっても、
そこに秘められた心理というものがあります。
ここでは、「だけど」という口癖からわかる
心理状態についてお話ししていきましょう。
「だけど」という言葉には、
いろいろな使い道があります。
まずは、語尾に「~だけど」
と付ける場合について考えてみましょう。
通常の文章というのは、
「~だけど、~です。」
といった形で終わるものですが、
中には「~だけど。」で、
文章を終わらせてしまうタイプの方もいます。
こういった形での「だけど」が口癖になっている方というのは、
”相手に不満がある心理状態である”
ということが多いものです。
「~だけど」の後に続く部分を、
”相手に察してほしい”
という心理が働いているとも考えられます。
次は、「だけどさ~」といった形で、
「だけど」を文頭に持ってくる場合について、
考えてみましょう。
文頭に「だけど」が来る場合というのは、
相手の言ったことに対して、
否定的な反応をしているということになります。
相手の話していることよりも、
自分がこれから話す内容のほうが重要という
心理が隠されている可能性があります。
また、相手の話している内容を一度否定することによって、
”自分の正当性や優位性といったものを
明確にさせておきたい”
といった心理状態であることも考えられます。
そして、「~だけど、~です。」といった形で、
「だけど」という言葉を口癖にしている場合です。
この場合、だいたい「~です。」
だけの部分を伝えれば十分ということが多いのですが、
あえて「~だけど」という前置きを作ることによって、
相手に事情を察してほしいという心理が見え隠れしています。
「本当はこうなんですよ。
知っておいてくださいね。」
といったニュアンスであることが多いのです。
本人にとっては、
「~だけど」
の前置きの部分をしっかりと聞いてほしいのです。
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