ついつい「とりあえず」
と口にしてしまう方も多いのではないでしょうか。
最近では若い方の間で、
「とりま」
「とりあ」
といった表現も一般的になりました。
「とりま」は「とりあえずまぁ」の略で、
「とりあ」は「とりあえず」の略になります。
略されるほどに多用されているということなのです。
しかしながら、
実はこの「とりあえず」という口癖にも、
隠された心理があるのです。
まず、「とりあえず」という
言葉を使うシーンを考えてみましょう。
だいたい「ひとまずは」といった
意味で使われることが多いものです。
「ひとまず」
「一旦」
といった言葉をマイルドにしたのが、
「とりあえず」という言葉になるかと思います。
こういったことを考えると、
「一度間を置きたい」
「一度区切りを付けたい」
といった心理状態である可能性が挙げられます。
物事をだらだらと続けていくのではなく、
きちんと区切っていきたいという
几帳面な心理の表れであるといっていいでしょう。
また、「とりあえず」という口癖は、
物事をまとめたいといった
心理の表れである可能性もあります。
例えば、話し合いや議論をしているときに、
「とりあえず」というと、
内容のまとめる方向に進めることになります。
率先してまとめていきたい、
リーダーシップを発揮したいという
心理状態であることも考えられるでしょう。
あまりにも話し合いや議論が長くなりすぎているときには、
いら立ちから「とりあえず」
という言葉になることもあります。
心理状態にあまり余裕がないときにも、
使われるのではないでしょうか。
基本的に「とりあえず」という言葉は、
それまでの流れをまとめるときに使われるものになりますので、
誰かと一緒にいるときに自分のほうが優位にいる
状態で進めていきたいといった心理が隠れていることもあります。
デートの行先について話しているときなどに、
「とりあえず」という言葉が出てくれば、
”さりげなく自分優位で話を進めていこう”
というところがあるのかもしれません。
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